ビーチボーイ&ビーチガールのクロニクル

南国ビーチで、ゼロからリゾートを建設し、営業し暮らした記録です

ビーチのそばの「ストーンテーブル」前編

自分たちに陽が当たらないように、勝手に新品のベニヤ板を持ち出して、日陰を作り自らを養生して仕事しています。


私がベニヤを買ったのは、このためではないのですが・・・。




そう言えば、前回書いたバスのストライキ、思ったとおり、その日のうちに”自然消滅”いたしました。


全然まとまりのつかない、スバラシイ国民性?で助かります。





さて海沿いのお座敷のさらに海側に、大きなテーブルを作り始めたと、先日ご報告いたしました。


例によって穴を掘り~の、捨てコンを打ち~の、平トタンを型枠として~の・・・。


テーブルの脚となる、円柱の部分の鉄筋組みを3本、立てました。


そして、その柱の上にコンクリートのテーブルを作ります。





大棟梁:エンボイ⁽=黄色帽子)は、このような、かつて自分が作ったことのないモノを作るときは、エンジン全開となり200%の力を出します。


私は、ヤツの目を見れば分かります(ウキウキしている)。



こういう作品?は、どう配筋(骨組みである鉄筋の構造)すべきかが、難しいです。




しかし、まずは、テーブルの型枠作りです。



棟梁エンボイ、巨匠ドドン、ペンキ職人カミーロという、なにやらウチのソウソウ(?)たるメンバーが集まってきました。


今まで、コンクリート製の大きなテーブルなど作ったことがないので、面白そうなのでしょう。



私の図面では、厚さは15センチ(強度計算は”感”です)。


相当重くなりますので、支えとなる角材をたっぷりと下に組んでから、型枠を作ります。



鉄筋を組み始めます。



こんなに集まってきました。



「やはり、6人で1人前なんだ!」


というヤボな考えは捨てて、これは、型枠の丈夫さをテストしているのだとプラス(?)思考に切り替えます。



円柱の柱の縦筋を結束して配筋終了です。


さすがのエンボイも、今回は(上にヘリが降りるという発想はなく)『ダブル(2重)配筋』にはしませんでした。




脇でセメントを捏ねて打ち始めます。




こうなると、ウジャウジャとスタッフが集まり、もう全員仕事です。



まず、3本の柱のセメントを打って休憩。



次にテーブル部分です。



日差しが強い(=乾燥が早い)ので、緩めのセメントにしました。



ひとまず終了。



さてこのテーブルの大きさですが、縦3.5メートル、横1.4メートル。


これ以上大きくすると、真中に置いた調味料が取れなくなったり、怒鳴らないと話ができなくなりそうです。


厚さ15センチのコンクリートは、”イナバの物置”じゃないですが、『百人乗っても大丈夫!』びくともしないでしょう。


でもイナバの物置と同様、上に何人乗れるかは、テーブルの場合、自慢になりません。




あらかた乾いてから、テーブルの上っ面の仕上げに入ります。



(後ろは工事中のお座敷)


残り物タイルを利用して、デザインを入れます。



(目の前は、白砂のビーチ)



テーブルの厚みは、このために1.5インチ増しました。


のんきなウチの連中は、「ここで、みんなで卓球をしよう!」とか言ってます。





私は、最近もう疲れ気味で・・・笑えません。



こうなったら、仲間と一緒に5000曲くらい入っているカラオケ屋さんで、シャウトしまくりましょうか・・・


それとも、居酒屋でクダ巻きましょうか・・・


ディスコに行って、ストックのウィスキーを全部飲んじゃいましょうか・・・


スキー場で暴れて、また1人2人骨折させる (これが分かる人は、たぶんこのブログを見ている人にはいないでしょう)・・・(その節はゴメンナサイ、私の責任です)。


というのもいいですね・・・



・・・全部、うたかたの夢ですな。




ここには、カラオケ屋も居酒屋もスキー場も、ありません。


今の私には、だいいち仲間と呼べる人達がいません。


早くインチキ現場監督の任を外れて、自由になってパ~ッと騒ぎたいです。





たぶん奥様も、同じようなことを考えているでしょう。


もちろん内容は違うでしょう。


たとえば、いつものTシャツ、短パン&ビーサンじゃなくてオシャレしたいとか、


買い物したり、こじゃれたレストランに行きたいとか、


女(男?)友達と日本語でおしゃべりしたいとか・・・・



そんな日がきっと来ることを夢見て、「ガンバロ~ッ」っと。

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