タンク作り
(毎日通う現場への道)
きれいな道をトンネル状に木の枝が覆い、青い空との対比と、木漏れ日が私のお気に入りだ。
片道150メートル、仮住まいから現場への通勤道。
(画像左側の建物がウチの現場)
多い時は、1日10回くらい往復する。
日平均5回として、すでに5ヶ月、900往復ぐらいか。
現場では、毎日イロイロやってくれる。
ブログに書けることは、ホンの一部分だ。
私はイライラしたり、落ち込んだり、怒ったり、失望したり・・・。
しかし、この”道”は、そんなフウテンの心に浮かぶアクの様なものを、毎回すくいとってくれる。
こんなささやかな景色でも、「やっぱり自然はいいかな」などと実感する。
エンボイが、キッチンやシャワーなどの排水を、トイレと同じ浄化槽に接続しようとしたことは、以前書いた(↓)。
ちょっと目を離すと、とんでもない事がはじまる。
もうとうに慣れたが、私としては、このチームはなんか出来の悪いヨタ息子を抱えているような気分である。
さて、そのシャワーやキッチンなどの排水を溜める別のタンクが完成した。
こういうことは、エンボイ組でさえ結構手際よくやるので、安心して見ていられる数少ない作業のひとつだ。
設置場所は、クラブハウスの西側(道路側)の塀沿いとした。
私の設計は、クラブハウスから3メートル離し、大きさは外寸で縦横1.5メートル、深さも1.5メートル。
(まず18番、お得意の穴掘りをして)
(捨てコンして、鉄筋を入れブロックを積み、配管をつなぐ)
(上に蓋用の型枠を組む)
(コンクリートのふたを作って、汲みだし用のマンホールもつける)
(雨水など入らぬよう、地表から25センチ頭を出した)
(これで完成。お客様の目に触れないバックヤードなので、見た目より機能だ。スタッフがサボる時の腰掛にもなる)
洗濯室と台所とシャワーからの排水だし、水はけのよい土壌だから、基本的には”地下浸透式”だ。
これで水周りの排水設備は完了。
村人たちの家は無論、リゾート施設でさえ、トイレ排水と生活排水が一緒のところも多いお国柄だ。
雨期に大雨でも降れば、そこに大量の雨水も入り込み、クソミソ一緒の恐ろしい状況になる『リゾート』も幾つか知っている。
まぁ、そんなよそ様のことはイイとして・・・・
ウチの残りは、中断している『インチキ水道屋』の給水工事と、雨といからの雨水の取り回しである。