コテージ1号のドレッサー
大工:Dにミッションを与えた。
コテージ1号のドレッサーとスツール作り。
上はスツールになっていく。
木はいつもの80年ほど前の古材木。
昨日は日曜、車チャーターでセブ市に資材の買出しに行っておりました。
照明器具、タイルなどなど購入品を2週間かけてリストアップしました。
車を借りて、早朝から夜までかかっていくつもの店を駆けずり回っても、買い物リストを全部消去できず、かなり残りました。
無い物ねだりしてもしかたないのですが、こういう時は便利な日本が恨めしくなります。
またそれとは別に、奥様と私も最近ちょっと疲れ気味のようです。
でもやるしかありませんね。
気を取り直して、また今日から現場。
この歳で仕事があって、体が動いて、食べるご飯(&酒)がある。
それだけでも幸せ、と思わないといけません。
疲れたとか、息抜きしたい、とかに考えが傾いてしまうのは甘えでしょう。
逃げですね。
きょうできること、いまできることをとにかくヤル。
これが私のモットー。
さて、家具作り担当のドドン。
ちょっと私の図面が遅れ注文が途切れると、他のスタッフと一緒に同じ仕事がしたくて行ってしまう。
多くのフィリピン人は単独で仕事することを嫌がる。
些細な仕事でも、2人以上でやりたがる。
ドドンも例外ではなく、皆から離れてする家具作りはできればしたくないのだ。
しかし、そうはいかない。
そんなわけで、クローゼットの次は、同じ寝室のドレッサーにした。
「ワカラン!」
だいたいがドレッサーなどという物は、男には、まして私は縁が無い。
(自分の顔が好きじゃないので、鏡はできれば見たくない。)
四六のガマじゃないけれど、床屋などで鏡がドーンと目の前にあると、尻がむず痒くなり落ち着かない。
自分の顔なんて見る気もしない。
まあドレッサーは、鏡の付いた小さな机とスツールがあればいいわけだし、サイズは奥様のドレッサーを参考にして、適当に図面を引いてドドンに渡した。
こちらはドレッサー。
古材木を一皮剥くドドン。
古材木は木の香りと共に蘇える。
塗りはいつものペンキ職人のカミーロ。
ベッドルームは、ネイティブなリビングと違い、『今風』スタイルにしている。
壁・天井・家具は白で統一なので、白にした。
木肌のままの方が、個人的には好みですが、ベッドルームは他が全部白なので。
これは引き出し。
前面飾りには、玄関ドアで使ったモールディングの残りがあったので使った。
あとはミラーを付けるだけ。
あとはクッションを自作するだけ。
これでひとまずは完成。
あとは鏡を買ってきて、机の後ろに木のステーで取り付けるだけだ。
と思ったら、引き出しが固くて動かない。
削って修正してまたペンキ塗りだ。
まずスンナリとはいかないのが、ドドンの作品である。
まぁカタチになった。