ビーチボーイ&ビーチガールのクロニクル

南国ビーチで、ゼロからリゾートを建設し、営業し暮らした記録です

ファンベルトが無くなった!

建設始めたワークショップ。


画像中央左の子供は、フィリピン1号。


現場監督修行中です、3歳。



昨日は、夕方7時に知り合いのお客様の空港ピックアップがありまして、それに合わせて車をチャーターして朝6時スタート、奥様と資材の買出し。


セブ市内を電光石火で駆け巡りました。


だいたい予定通り、お客様を空港でお迎えし帰路につきました。


ところが1時間ほど走って、車にアクシデント!




ドライバーが車を止めて、


「ファンベルトがおかしい?」


座席を開けて(20年落ちくらいのトヨタハハイエースです)エンジンを覗く、


「ファンベルトが無くなっている!」


フィリピンでは、とんでもない事がたまに起きます。


と云うか、異音とか走りとかで気が付くだろうに。


それから2時間近く、我々は真っ暗な夜中の田舎町で『路傍の石』と成り果てました。


やがて、ドライバーの同業者の車が到着。


ロープで牽引され、ヘロヘロになって辿り着いたのはジャスト深夜1時でした。


フィリピンに住んで長いですから、様々な経験をさせていただきましたが、乗っている車のファンベルトが脱落した経験は、今回初めてでした。


ありがとうございました。




ファンベルトが切れて脱落するなんて・・・・信じられません。
(そこまでいくには、様々な予兆があったはずなのに・・・)


突然パンツのゴムが無くなる?ようなもんです。

お座敷にスダレを・・・後編

竹を切って裂いた“バンブースティック”を仕入れます。


幅4~5センチ、長さ3メートル、12束(約220本)です。



各自好きな場所で作業開始。




現場の”日陰で、なるべく涼しい場所”で皮むき(外側の緑色のほう)です。


『スンダン』=山刀の柄と刃を両手で持って、剝いていきます。





皮を剥いた後は、長さを揃えて、ドリルでナイロン糸を通す穴を穿ちます。




60ポンドテスト(径1.00ミリ)のナイロン糸で編んでいきます。




手間のかかる仕事です。


他にも漁網の繕いなども、海沿いの村人ならたいてい誰でもできます。


私も漁網の繕いはできるのですが、時間がかかり、仕上がりはキタナイです。


やはり
経験値には適いません。




画像の奥の方がビーチです。


日向は33度くらいありますが、日陰は湿度が低く微風のせいで快適です。




しゃべりながら黙々と??


こういう作業は、皆さん子供の頃からやっていますので、余裕のよっちゃんです。



竹簾の端に2インチ角のヤシ材木をナイロンで固定して、更にお座敷の軒下に縛り付けます。



1枚20キロ前後とそうとう重いです。


半年経過して、竹が乾燥すれば半分の重さになるでしょう。



ざっとこんな感じになりました。


釘を使うと海近ですから2年でサビて折れます。


ナイロン糸(釣り用)なら、5~10年は持ちます、







当初、厚手の透明なビニールシートを垂らす方法も考えたのですが、竹で大正解でした。


風情がありますし、竹のすき間を通ってくる、涼風がさわやかです。


機能的にも、竹と竹の隙間が適度な通気性と外部視界を保っています。





あとは巻き上げ用のロープと滑車を取り付け、竹にウッドステインを塗れば完成です。


ヤレヤレ・・・・