スッピンじゃ、見た目が悪いので、化粧します。
ホーリーウイークが終わりました。
ヤレヤレです。
現場休みの3日間でしたが、フウテンの3日間は、今後の作業の計画であっという間に過ぎました。
“過緊張”のせいで、現場が無くても、やはり朝は4時半から5時には目が覚めます。
アイデアを考えたり、思いついたことをメモしたり、PCしたりですぐ朝食タイム。
現場がないので、もう少し寝てればと思うのですが、目を瞑りじっとしていると、かえって辛いのです。
ずっとこれですから、自分では気が付かなくても、心身のどこか壊れているのではないでしょうか。
根っからの働き者ならともかく、私フウテンの場合どちらかというと、ひとより早く仕事を片付けて、人より早く遊びたいというタイプでした。
今のような本性に反する生活が、いつまでも続けられるはずはない様に思います。
さて、塀のペイント始めました。
ウチのブロック塀は総長200メートル以上あります。
これだけ長いと材料費、手間賃すでに相当かかってます。
しかしブロック積んだだけでは・・・・
化粧、そのいち。
ウチの職人達に限らず、フィリピンスタンダードではこの程度の仕上がり。
はっきり言って、雑で汚く、そのまま人様の目にさらす代物ではありません。
かといって、「きっちりと、見た目キレイに仕上げるのだ。」といったところで、逆立ちしたって無理です。
ですからアラを隠すための、あみだクジ模様にしました。
(↑グチです。)
そこで考えて、前にもお伝えしましたが、まず上の画像のようにモルタルで化粧しました。
この化粧だけでも、200メートルですからセメント、砂、手間賃が大変でした。
(またグチです。)
そしていよいよペンキ塗りに取りかかりました。
白のツヤ有りと黒のツヤ無しの、ラテックスペイントを混ぜてグレー色を作り、アミダくじ模様以外の部分を塗る。
1度塗りで仕上げるよう、何度もスタッフに念を押しました。
2度塗りすると、50ガロン(約200リットル)近いペンキが必要になります。
しかも、低品質のフィルピンのブロックですから、どうせ何度塗りしようと、表面がボロボロペンキごと剥げますので、無駄です。
1年後かには、無数のハゲ落ちをタッチアップさせられるのが目に見えてます。
(またまた愚痴です。)
グレー色を選択した狙いのひとつは、剥げたところが目立ちにくいからです。
そしてアミダくじ部分を白で塗ります。
この部分はブロックの表面ではなく、モルタル仕上げ部分ですので剥げにくいはず。
2度塗りで、コントラストをきっちり出します。
さてこの長さ200メートルのペンキ塗り、いつまでかかるでしょう?
仮に職人9人全員にこれだけをやらせたとしても、10日から2週間ってトコですか。
実際には、いろいろ他の仕事の段取りもあるので、このペンキ塗り、いつ終わるかまったく検討もつきません。
ここでは、全ての工事に工期や予定などは立てられないのです。
終わったときが、完成日です。
“時は金なり”なんて理屈は、南洋の国では通用しません。
仕方ありません。
(またまた、またグチです。)