ビーチボーイ&ビーチガールのクロニクル

南国ビーチで、ゼロからリゾートを建設し、営業し暮らした記録です

ビーチボーイ&ビーチガールのクロニクルの新着ブログ記事

  • セブ島の田舎の建築事情

    (現場風景) はじめにお断りしておくが、私は建築の専門家ではない。 そのような学校も出ていないし、建築士の資格も持っていない。 法隆寺や東京都庁を設計したのも、施工したのも、ことわるまでもないが、私ではない。 私はただのフウテンオヤジである。 しかしそのオヤジが、セブ島で家を設計し、現場を取り仕切... 続きをみる

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  • 北隣の土地の木も切っちゃえの作戦

    前回の南隣の土地のヤシの木を上手く削除できたのをいい事に、今度は北隣の土地のヤシの木の征伐を行なった。 ターゲットは2本(冒頭の画像)、共に20メートルちょいという高さだ。 倒れれば、うちの母屋(=クラブハウスまだ未完成)を直撃する。 前回の作戦は通用しない。 なぜなら、オーナーはセブ市に住んでい... 続きをみる

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  • 勢ぞろいの職人たち・・・②

    こんにちは、フウテンオヤジ妻M(=Y)です。 前回の続き・・・上は「エディ」、ヘルパーです。 ブスタマン・ブラザーズの兄。 とてもシャイで、私は挨拶しか交わしたことがありません。 というか、英語が全くわからないようで。。。。 でも最近は、話すと静かに“にっ”と白い歯を出して笑います。 たまに歯痛で... 続きをみる

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  • 勢ぞろいの職人たち・・・➀

    フウテンおやじの妻Mです。(M=Y) さて、フェンス工事が始まり、早くも3ヶ月が経ちました。 フウテンおやじも書いていますが、本当にウチの職人達はとてもマジメです。 今ではその職人達の数も20人以上。 名前も顔も誰が誰だかわからずごちゃごちゃしているので、ここで紹介がてら少々まとめてみたいと思いま... 続きをみる

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  • 命しらずの若者『レイニー』現る

    どうするのか見ていると、何処からともなく、上半身裸の若者が現れていて、猿以上の身軽さで、てっぺんに到達した。 謎の若者、『レイニー』の登場!(上の画像ではもう木の上です。) ナンダ、なんだ、何だ? 見物人に聞くと、彼は「レイニー」と言う名前で、難しい椰子の木を切るときは、彼が来るという。 月光仮面... 続きをみる

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  • 仕事人:ヤキヤック再登場

    前にうちの2本の椰子を切った時に頼んだ必殺仕事人、「ヤキヤック」がやって来た。  うちで買った、隣りの土地の木を切りにやって来た。 任せて安心ーーーヤキヤック様だ。 いつものように、これ以上は無いという汚い服装で、商売道具のチェーンソーを積んでやって来た。 横に小さいリヤカーもどきを付けた三輪自転... 続きをみる

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  • お隣さんのヤシの木をぶった切る作戦

    さて、南隣りの土地に5本も高いヤシの木(約20m)がある。 (隣の土地側から撮った画像、すぐ横にウチで作ったブロック塀が連なっている) 万一こちら側に倒れると、うちに被害が出る。 買い取って切り倒し、脅威をなくすと同時に現場用ヤシ材木を確保したい。 フィリピンでは、モノを言い値で買うことは稀だ。 ... 続きをみる

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  • ヤシの木を植え替える

    一説にヤシの木の寿命は、5~60年とも100年とも言われる。 ほぼ人間と同じ寿命があるわけだ。 家屋の予定地内には、植えて2年くらいのヤシの幼木が鎮座ましましている。 これを北側の塀沿いに植え替えだ。 (今回植え替えの内の一本) 小さいヤシの木は植え替え可能だが、小さいと言っても葉っぱの先まで高さ... 続きをみる

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  • セブの田舎の人たち

    フウテンおやじの妻M(Y=M)です。 現場近くに引っ越してきて、早くも3週間。 先日の突然の体調不良直後の引越し作業で、あまり余裕がなかった私も、最近周りを見れるようになってきました。 最初の頃は現場に向かって歩く私は、近所のフィリピン人の“警戒心”のような、“興味津々”、はたまた、“お前は誰だ”... 続きをみる

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  • ブタをトイレに?・・・の巻

    建築許可証も出て、現場は一気に活況を呈してきた。 第一にボロ屋のキッチンとトイレが母屋の予定地にかぶさるので、解体開始。 このキッチン&トイレは後から作られたものらしく、母屋の構造からはみ出すようになっている。 作りも母屋の古典的な木造と違い、頑丈なコンクリート造りで比較的新しい。 それを大ハンマ... 続きをみる

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  • ついに8割完成

    海側のシーウオールがカタチになった。 (ビーチ側全景、まだ工事途中です) とりあえずここでストップして、照明灯など細部とデコレーションは住居が出来てから工事を再開する。 シーウオールを簡単に説明すると、中央の凹みの部分は、将来モーターボートを格納するスロープで幅は4メートルある。 またお客様が、ビ... 続きをみる

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  • 大車輪のフウテンオヤジ

    とうとう建築許可証がでた! 取得にかかってから約1ヵ月半だ。 市役所の名誉のために言っておくと、遅くなったのは市役所のせいではない。 むしろ市役所は、田舎の役所の見本のように、誠実さを持ってすばやく対応してくれたのだ。 遅れたのは、私の設計を正規の(=許可証申請用の)青写真に起こす作業をした「建築... 続きをみる

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  • ヤシの木、伐採しちゃった!

    ヤシの木はメッタヤタラと種類があり、これから言うのは、普通に皆様が想像する椰子の実=ココナッツの実る「ココヤシ」のことである。 敷地内には、16本のヤシの木があった。 その16本のヤシの木のうち、2本を切った。 何故ならば、その2本は高くなり過ぎて、万が一倒れたときに危険だからだ。 (時には落下す... 続きをみる

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  • セブで家を建てる・建築許可証

    敷地周りの塀の工事が終われば、クラブハウス兼我々の住まいを建築する段取りである。 (日本と違うこの順番は、もし先に家屋を立てようとすると、資材や道具などが夜中にちょっとずつ消えてしまう、という不思議な現象が起こるからだ) さて、この国でも家を建てる際には、他の国々と同様に役所に申請し、正規に許可を... 続きをみる

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  • 禁断の石?

    海岸のシーウオールも佳境に入ってきた。 既に2トンダンプ14杯の石を購入したが、業者のストック切れ(うちが全部買ってしまったようだ)などもあり、ついに私もプッツンして、禁断?の海岸の石に手をつけた。 朝7時作業開始と同時に、海岸で石を拾うようワーカーに指令。 頃は、大潮の干潮、ロータイド、うってつ... 続きをみる

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  • 引越し疲れのフウテンオヤジ

    疲れた~ぁ。 そろそろ倒れたいと思っている。 実は、ようやく現場の近くに引越したのである。 仕事をやめて建築現場に専念すべく、徒歩1分のところに、格好の仮住まいを見つけた。 こんな田舎には、我々のような日本人が住める家などなかなか無いのだが、ある日本人の方のご好意で部屋を貸してくれる事になった。 ... 続きをみる

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  • 「囲い」に何百万?

    ♪いっな~か~ぁのバスは、オンボロぐるま~ぁ、 デコボコみちを~、ガタゴトはっしる~。 こんな古い歌、誰も知らなくて、ゴメンなさい! 今日も今日とて、バスに乗って、現場に向かう。 今いるところから35キロ、ノーエアコンバスで20ペソだ。 車掌によって、料金が違う。 セブ島の東海岸通り、この辺りは、... 続きをみる

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  • 石が欲しい

    シーウオール(海側の護岸)が曲者だ。 思ったよりと言うか、やはりというか、かなりコストが掛かる。 セメントが150袋くらい、砂がトラック6杯、砂利が3杯くらい必要なことは、覚悟していた。 問題は岩石である。 少なくとも、直径10~40センチ以上の大きさの石を大量に消費する。 まるで、お城の石垣のよ... 続きをみる

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  • ボロ屋の正体は?

    「ボロ屋」、「ボロ屋」といつもこのブログで書いているが、そもそもこのボロ屋は何なのか? それは・・・・ * この土地の前の持ち主ファミリーが住んでいた住宅。 * 築60年ほどか? * 近代フィリピンの伝統的な様式で建てられている。 * 2階建てなので、当時としては(いや今でも田舎では)高級住宅。 ... 続きをみる

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  • 粘土が出てきた!

    白い砂のビーチに面したシーウオール、日本風に言うと「リゾートの護岸」になるのか。 その工事を始めた。 本来無いほうが良いのかも知れないが、やはり必要だ。 確かに自然のままの海岸線は、残したい。 けれどもこのリゾートでは、立地条件他いろいろな事情で、作らないわけにはいかないのだ。 高過ぎず低過ぎず、... 続きをみる

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  • フィリピンスタイル

    フィリピン人やこの国に住む外国人が良く使う言葉に、「フィリピンスタイル」がある。 良い意味で使われることは、少ない。 例えば、ドコデモドアならぬ、何処でも立小便、とこでもゴミポイ捨て、窓口やエレベーターなどでの割り込み、ルールのない車の運転などの全て自分中心のマナー編。 これらは旅行者でもすぐ分か... 続きをみる

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  • 白い幽霊(=ホワイトレディ)

    フウテンおやじの妻、Mです。(Y=M) この国に来てびっくりしたことの一つに、フィリピン人は男女問わず、意外に怖がりだということです。 この国で一番“有名”なのは「ホワイトレディ」(White  Lady)です。ずいぶん前に仕事仲間のフィリピン人が、ホワイトレディが何故出現するか、について説明して... 続きをみる

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  • バスが宅急便?

    (某年某日) 私は現場からバスで35分の所に住んでいる。 乗り合いバスは、セレスとサンレイズという会社があり、セレスの方が会社が大きい。 そのバスでせっせと現場に通っているのだが、私はまあ3日に一回ぐらい、現場滞在2時間というところか。 奥様Mも交代で行っている。 先日こんな事があった。 現場から... 続きをみる

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  • あんた達 ナニ???

    現場に来るといつも思うのだが、どう見てもウチ(=他人)の敷地内、どう見ても工事現場、それなのに関係ない人が通行、歩いているのだ。 (ウチの敷地のど真ん中を100mほど通ると、ビーチに出ます。) まるで公(村)道のように。 たまにバイクまで走っている。 その時は私が避けないと危ない、向こうのほうが堂... 続きをみる

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  • 生命力は恐るべし

    (某年某日) フウテンおやじ妻、Mです。(本名Yです) ここフィリピンは、良い意味でも悪い意味でも“驚きと驚愕の玉手箱”の国です。 約8年ほどこの国に住んでいます。 フウテンおやじが楽しそうに?ブログを書いているので、ちょっと私も。。。 最近の“びっくり”から。 皆さんご存知、ここは常夏の島セブ島... 続きをみる

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  • 給与前借りのルール

    先週とうとう、お約束の「給料前借り=チョウダイ!」=いわゆる『フィリピンアルアル』が、ワーカーから出たと言う話をしたが、その続編です。 クリスマスイブ。 給料日でもあるし、奥様Mと2人で現場着、16時30分。 あらかじめ、携帯メールで全員待っているように知らせておいたので、揃っている。 まず・・・... 続きをみる

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  • 私は「ドンガバチョ」になる!

    (某年某日、午後3時―現場着)  工事開始後1ヶ月を経て、海に向かう両サイドの塀も終わりのメドが出てきた。 そろそろ、海側=砂浜に面したシーウオールの設計を始めないといけない。 石とセメントで、ぶ厚い壁を作らなければいけない。 ボートを収納するスロープも必要だ。 しかしこの土地をはじめて見てから約... 続きをみる

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  • 給料の前借り話

    (某年某日、午後2時―現場着)  今日もまじめに働いている。 工事の進み具合のチェック、追加注文のため資材のチェック、敷地のチェックなどルーティンワークをこなす。 チームが仕事に慣れてきたので、今週からワーカーを2人追加した。 計8人だ。 2人ひと組で穴を掘っているので、サボリは無いようだ。 ワー... 続きをみる

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  • 一件落着! マホガニー案件

    M(ウチの奥様)が現場に2時半着。 現場スタッフに、現場から物を持ち出すときは、許可を得るようにと伝える。 鉄筋や木材の欠け端を勝手に持ち帰るケースをたまに見るので、クギをさす。 鉄筋棒の切れ端は、小さく切って釣りのオモリに使うとか・・・様々事情は承知しているが、やはりナアナアにすると、助長して良... 続きをみる

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  • キミたちほんとにマジメ君?

    (午後2時―現場着)  現場入りして、またチェックチェック。 そういえば、水溜め用のドラム缶とホースを買ったはずなのに、この前から全然見ていないような気がする。 さては売り飛ばされたかと、管理人のおばちゃんにその旨告げると 「セメントこねる時だけ使ってるので、それ以外のときは、ボロ屋にしまってる」... 続きをみる

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  • き真面目な人達

    時々強い雨が降っていたので、これじゃ全員サボってるなと確信しつつ、タガが緩まぬよう、気合を入れるために現場に来た。 予想通りに現場は見渡す限り、誰もいない。  1分も待つことなく、アタマのエリックが不思議と何処からともなく現れた。 月光仮面か!お前は。 しかし、ちょっと酒クサイ。 そろそろ現場慣れ... 続きをみる

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  • 最初の給料日&伊東四郎第2弾

    (当時の最初のメンバーです) 今日は工事人たちの最初の給料日。 職人は日当いくら計算で、毎週末が給料日だ。 考えてみると、今までマネージャーとしては人様に給料を渡したことはあるが、“EMPLOYER”、「雇用者」として給料を他人様に渡すのは、人生で初めての経験のような気がする。 そう、私にとっても... 続きをみる

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  • 敵が、出現した

    (上の画像は、配達されたヤシの材木をチェックしているスタッフ。当然だが不良品は返品できる。資材店はそれらをまた他所へ持っていく。ババ抜きみたいなものだ。) 今日も現場に行った。 材料の配達状況のチェック。 工事のチェック。 敷地のチェック。 ボロ家のチェック。 チェック、チェック、チェック、この国... 続きをみる

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  • 工事の初日

    (某年、午前8時30分現場着) ジャジャーン! 私は、黄色い暴走セレスバス(乗合い)からドタッと降り立った。 きちんと停止してくれないので、気を付けないと転ぶ。 場所は、セブ島南部のO市。 目の前には、フィリピンの伝統的な木造家屋、2階建ての廃屋が威圧するように建っている。 今日からいよいよ始まり... 続きをみる

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